とうもろこしについて
トウモロコシはイネ科トウモロコシ属の一年草です。
歴史
トウモロコシの歴史は大変古く、マヤ文明やアステカ文明の時代にすでに食されていました。
15世紀にコロンブスがスペインに持ち帰り、ヨーロッパ、アフリカ、中近東に急速にに広まりました。
アフリカ大陸には16~17世紀に、アジアには16世紀初頭に伝わりました。

日本には16世紀安土桃山時代にポルトガル人によって四国に伝わり、その後、九州に伝わりました。
南蛮船が運んで来たので、ナンバンキビとも呼ばれました。
江戸時代には水田や畑が少ない地域で重要な食料となっていきました。
明治時代には北海道開拓使に伴い、屯田兵が移住したときにアメリカから種が輸入され、北海道で主に栽培されるようになりました。
生産
世界のトウモロコシ栽培面積は1.4億ヘクタール、世界全体の生産量は近年では6.9億トンに上ります。
主要な生産国はアメリカ、中国、ブラジル、アルゼンチンで、そのうち4割をアメリカが占めており、世界最大の生産国となっています。
アメリカでの主な生産地は、アイオワ、イリノイ、インディアナ、ミズーリ、ネブラスカ、ミシガン、ウイスコンシン、ミネソタ、サウスダコタの10州で、この地域一体をコーンベルト地帯と呼んでおり、この地域だけで世界総生産量の1/3を生産しています。
種類
●コーンベルトで栽培されている品種は主にデントコーン(馬歯種トウモロコシ)というもので粒の側面が硬い角状デンプンからできており、粒の上の部分柔らかいデンプンでできています。
そのため実が熟すにつれて柔らかい部分が縮んでへこみができるのが特徴です。
●フリントコーン(硬粒種トウモロコシ)は、角状デンプンが粒の上部にまで広がっているためへこみはできません。
●ポップコーン(爆裂種トウモロコシ)は世界中の子供や若者に食べられていますが、非常に硬い小さな殻粒をもつフリントコーンの変種です。
熱を加えると殻粒の水分が膨張し、はじけて開きます。
●フローアコーン(軟粒種トウモロコシ)は、柔らかく濃度の薄いデンプンを多く含み、粉にひきやすいのが特徴です。
南アメリカのインカ帝国があった地方でよく栽培されています。
●スイートコーン(甘味種トウモロコシ)は、穀物というよりは野菜として一般に栽培されています。
他の種と違う点は、生長過程で糖分がデンプンに変わらないところです。
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