大麦について

大麦をみて見よう

投稿日:2019年7月4日 更新日:

大麦は穂の形状によって主に六条大麦、二条大麦に分けられます。

穂を上から見たときに穀粒が二列に並んでいるものが二条大麦、六列に並んでいるものが六条大麦です。

また、外側の皮が離れにくい種類を皮麦といい、収穫の時点で皮が離れてしまうものを裸麦と言います。

大麦

裸麦は、主に四国の瀬戸内地方や九州地方を中心に気候の温暖な西日本地域で栽培され、戦前には麦ご飯として主食用に使われ、広く栽培されていました。

皮麦は、主に関東や北陸地方で栽培されています。

主な2大大麦

二条大麦は、日本へは明治以降になってビール用としてヨーロッパから導入されました。北関東、北九州地方が主な産地となっています。

六条大麦は麦ご飯や麦茶の原料になります。

海外では主に家畜の飼料として使われています。

二条大麦は主にビールや焼酎などお酒の原料になります。

裸麦は麦味噌、麦ご飯、焼酎に使われます。

裸麦は需要があるにもかかわらず、生産が不足しています。

外国では、日本で栽培されている六条性の裸麦はほとんど生産されておらず、国内での裸麦の生産は非常に重要になっています。

最近の健康ブームにより、大麦を食べることが見直されています。

日本人の食生活と大麦

大麦の持つ健康効果の高さから、近年ブームと言えるほどに需要は右肩上がりに増えている現状ですが、本来は日本全国の家庭で広く食べられていたものでした。

現在日本人の「主食」というと白米が断トツで多いですが、ほんの50年ほど前までは白米単体で食べるよりも大麦を混ぜて炊飯することが一般的でした。

この就職の変遷の理由は、日本の農業の変化が背景にあります。

本来、生産のしやすさでいうと、米よりも大麦の方が格段に簡単で、また自然災害にも圧倒的に強いのです。

しかし、日本人が白米を好んで食すようになったことで稲作の需要が高まり、自然と米農家の数が麦農家を圧倒するようになったのです。

もちろん農業技術それによって発達し、今では市場原理から本来安いはずの大麦が高級農作物であったはずの米より高価になるという逆転現象が起きているのです。

間違いなく現在の日本の主食は「白米」であり、大麦は健康食品の一つとして流通経路も違います。

昔は白米のかさ増しとして使われた大麦は、現在では「健康のために白米に添加する贅沢品」に変わっているのです。

前項で書いたはだか麦の不足も、こういった日本の農業事情が背景にあり起きている現象なのです。

まとめ

近年の健康ブームと生活習慣病の蔓延により、日本の古くからの食生活が見直されています。

大麦はそんな健康維持に優れた日本食の代表格として、新たに発見された健康食の一つなのです。

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