大麦の作り方

麦は世界で一番多く作られている穀物で、日本では小麦や大麦を総称して「麦」または「麦類」と表現されています。そして、小麦と大麦は同じイネ科コムギ属に分類されています。
しかしびっくりしたことに大麦は植物分類上あるいは作物分類上は「なす」や「ジャガイモ」などと同様に、全く別の作物になります。
大麦は皮麦、裸麦に大別されます。大麦には、ビールやしょうちゅうの原料となる二条大麦と麦茶や押し麦(麦飯)の原料となる六条大麦があります。裸麦は主に米粒麦や麦みその原料になります。
平成16年の大麦(裸麦を含む)の国内消費仕向量は約233万トンです。国内収穫量は約20トンとなっています。そのほとんどを輸入に頼っています。
大麦(裸麦を含む)の輸入はアメリカ、カナダ、オーストラリアの3カ国からの輸入量が大部分を占めます。
大麦はほとんど稲刈り跡の水田にて栽培されます。大麦は元々は畑で栽培されるもので、水がたまる(排水が悪い)ことを嫌います。
背の低い状態で冬を越します。さて、そんな大麦はどのように作られているのでしょうか。このカテゴリーでは大麦の作り方についてみていきます。